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守谷商会熱中症対策(2025年度)

守谷商会熱中症対策(2025年度)

 

事業主各位

株式会社守谷商会           

総括安全衛生管理者         

取締役専務執行役員 吉澤 正博


守谷商会熱中症対策(2025年度)の実施および

労働安全衛生規則の改正への対応について

 

 作業所における安全衛生管理活動につきまして、日頃から格別の御配慮をいただき、厚く御礼申し上げます。

 2024年度、弊社の作業所において重篤な熱中症が発生してしまいました。被災者の方は幸いにも一命はとりとめたものの現在も治療中の状態にあります。近年の異常気象と気候変動を考慮すると、夏期における高温下での作業が引き続き想定されるため、守谷商会の作業所において重篤な熱中症が発生するリスクは依然として高い状態にあります。

 また、2025年6月1日に改正労働安全衛生規則が施行され、職場における熱中症対策が強化されました。今般の改正省令では、事業者に対し熱中症の重篤化を防止するために「体制整備」「手順作成」「関係者への周知」が罰則付きで義務図けられています。

 そこで守谷商会では、夏期の作業現場における労働環境や行政の動向等を踏まえ、下記のとおり守谷商会熱中症対策(2025年度)を実施いたします。各事業者におかれましては、熱中症対策を検討していただいているところではありますが、弊社の熱中症対策にご協力していただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

 

守谷商会熱中症対策(2025年度)【実施事項】

対策の基本方針  ①熱中症対策を守谷商会の全作業所において確実に実施する。(PDCA)

        ②重篤な熱中症に対する対策(法改正による対応)

③熱中症リスクの高い作業に対する対策

 

  1. 熱中症対策計画書の作成(守谷商会)

 ・熱中症計画書(別紙①)を作成し、安全衛生環境パトロールにおいて実施状況を確認する。(実施期間:5~9月)

 

  1. 作業所における作業所熱中症予防管理者の選任および緊急連絡体制の確立

・専門工事業者ごとに作業所熱中症予防管理者を選任し、作業所内の熱中症に関する連絡・管理体制を構築する。(グリーンサイトにおける管理)(別紙②)

 (一部改正省令対応)

3.作業所における緊急連絡網、熱中症対応手順の確立および周知(改正省令対応)

 ・作業所における熱中症関連の連絡体制・手順に関するポスターを作成・掲示し、作業所内で周知する。

 

4. 熱中症対策キットの配備(守谷商会)

・作業所にAED、熱中症対策キットを配備する。

  ・現場担当者および作業所熱中症予防管理者(職長・安全衛生責任者)は、救命救

急講座を受講する。【災防協、職長会での動画視聴】

 

5.労働時間の管理

 ・7~9月の期間は、原則として完全週休2日(作業所閉所)とする。

 (工期または作業工程の関係により週休2日を確保できない場合は、工事部長、

担当工事課長の判断により適用除外とする)

 ・WBGTレベル別行動基準(別紙③)に応じて、作業中の休憩時間を確保する。

 

6.熱中症リスクの高い作業

 【コンクリート打設作業】

WBGT値が31℃を超えると予想される場合のコンクリート打設作業は、作業時間を考慮した打設計画を策定する。(屋内、左官作業除く作業時間は、午後4時終了を目途とする)

・足場の4段目以上の作業場所等、休憩時に最下層まで下ることが容易ではない場合は、打設箇所付近に給水所や日除け設備を設けた休憩スペースを確保する。(継続事項)

【交通誘導員】

 ・交通誘導員の配置場所に、日除け設備を設置する。(継続事項)

・8月にコンクリート打設作業等、交通誘導員が休憩時間を確保できない場合は、交代要員を手配する。(継続事項)

 

7.その他

 【試行事項】

・熱中症リスク判定AIおよびウエアラブル端末を熱中症リスクの高い名古屋支店で試行し、利用状況により全社展開する。

 【参考事例】現場の状況に応じて、以下の熱中症対策を実施する。

・災防協予算、原価仮設費を利用した飲料水の割引

・暑中期間は、かき氷、塩バナナ、スイカ・きゅうり等を作業員に配布する等の熱中症対策の工夫を行う。

 

以上

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