「日本壁における伝統工法 ―土壁・漆喰塗り―」技術マニュアルの発刊について
この度、弊社では、近年建築物において見直されつつある土壁・漆喰塗りといった日本の伝統的工法を学ぶため、「日本壁における伝統工法 ―土壁・漆喰塗り―」と題する技術マニュアルを編纂いたしました。
土壁における施工技術は、長い伝統に培われてきた匠の技術で、わが国の気候風土に最適な工法であります。ところが手工芸的であるため工期と工費がかさむこと、新建材の開発により世情に合わないといった理由から、活かされる場面が著しく減少してきていました。しかし、最近の建築物ではこれら土壁・漆喰塗り工法が注文者や設計者の間で見直されつつあります。
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今日、われわれの最大の関心ごとの一つが、いかにして日々健康に過ごせるかということであり、特に建築分野においては、新建材による室内環境の悪化、いわゆるシックハウス症候群の対策に強い関心を抱いています。これに対して土壁は、天然材料を主材料とし人体に与える悪影響がないばかりでなく、室内湿度が上がれば吸収し、乾燥すれば放出する働きをする調湿性を備えており、かつ化学物質による室内汚染を解消する働きをします。また、壁を構成する材料は、竹・木・土・のりなど天然材料であり、解体時には自然に還り産業廃棄物とはならない地球にやさしい建築材料であるといえます。 |
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平成15年7月1日には、新たにシックハウスに対する規制が盛り込まれた改正建築基準法が施工され、建築確認申請の段階より有害新建材の使用規制が厳格に行われるようになりました。このような情勢を背景に弊社では、土壁及び漆喰塗りの良さを再認識し積極的に活用拡大を図る目的でマニュアルを編纂しました。 |
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今後は、本マニュアルを当社建築技術者向けの教育テキストとして活用し、土壁・漆喰塗り工法の普及を行うとともに、発注者、設計事務所に配布するなど営業面でも活用していきたいと考えております。また、地域に現存する伝統的建造物の保存修復にもこれらの技術を積極的に生かして行きたいと考えております。
この記事に関するお問い合わせ先
株式会社守谷商会 技術研究室 宮下
TEL 026-223-8192 FAX 026-223-8194















